落葉広葉樹の植栽や地域に根差した緑化活動を23年続けている「マロニエの森の会」が環境美化功績者に選ばれ、6月13日、会長として環境大臣表彰を受けた。「素直に嬉しい。本当に必要な山・里山づくりを今後も地道に続けていきたい」
ヨーロッパの公園や環境保護団体の視察に訪れた際、感動を受けたことがきっかけで1996(平成8)年に同会を設立。木戸山公園や自然体験施設「夢の森」を中心に植樹、季節の散策、キャンプなど、森の管理・活用を率先垂範してきた。
「長年の活動の中で、体力・気力の必要な作業を継続する難しさも実感。次の世代に引き継ぐするためにも、子どもたちに自然を愛する心を育んでほしい」と呼びかける。
趣味は、24歳のときに友人の勧めで始めた狩猟。猟犬と共にイノシシなど害獣を捕獲する。
【プロフィル】1947(昭和22)年6月、宮野生まれの71歳。鴻城高、日大卒業後、林業を営む実家で約20年勤務。その後、土木建築会社や森林組合で働き、2009(平成21)年からは市議会議員も務めた。学生時代は野球部に所属。座右の銘は「一球入魂」。