広島国税局は、2018(平成30)年の山口県内の路線価(1月1日現在)を、このほど発表した。山口市内を管轄する山口税務署管内の最高路線価は、小郡黄金町・県道山口阿知須宇部線通りの14万5千円で、価額は3年連続の横ばいだった。県内11税務署管内では2位、中国地方50税務署管内では15位、47都道府県庁所在地中では43位と、どれも昨年と同じ順位だった。1985(昭和60)年以降では、1995(平成7)年から1998(平成10)年にかけての30万円がピークで、今はその半額になっている。
山口を除く県内10税務署管内における最高路線価を見ると、トップは下関市竹崎町4の下関駅東口駅前広場で、価額は21万円。1999(平成11)年以降20年連続の県内トップで、価額は3年連続横ばいだった。3位は岩国市麻里布町2の本通商店街通りの12万円で、昨年の下落から横ばいに転じた。4位は周南市銀座1の徳山駅北口駅前広場で、4年連続横ばいの11万円。徳山税務署管内は、1992(平成4)年から1994(平成6)年のピーク時には125万円だった。5位以下は次の通り。
防府市中央町の市道大林寺協和線通り(10万5千円、2年連続横ばい)▽宇部市常盤町1の常盤通り(6万9千円、1.4%下落)▽光市浅江3の国道188号通り(5万4千円、2年連続横ばい)▽柳井市南町3の国道188号通り(4万8千円、横ばい)▽萩市大字土原の国道191号通り(4万6千円、4.2%下落)▽山陽小野田市大字西高泊の国道190号通り(3万9千円、横ばい)▽長門市東深川の市道駅南中央線通り(3万1千円、3.1%下落)
路線価とは、主要道路に面した土地1平方メートル当たりの評価額。相続税や贈与税の課税基準となる。