1867(慶応3)年、岩倉具視の内命を受け製作された錦の御旗。製作所跡に2018年4月、檜皮葺き屋根付き板塀が設置された。
国道9号線と一の坂川が交差する新伊勢橋から一の坂川上流に向かうと、次の橋「一つ橋」がある。橋を渡ると現在は福祉施設だが、かつては藩の養蚕所で、戊辰戦争時に官軍の陣頭に立てられた錦の御旗が秘密裡に製作された。
1934(昭和9)年8月、「皇政復古70年記念事業」として山口市によって石碑が建てられた。そして2018年4月、「明治維新150年記念事業」の一環として、石碑に瑠璃光寺五重塔にも使用されている檜皮葺き屋根が付いた板塀が設置。今秋には、国道9号線沿いに同史跡のポケットパークも整備される予定だ。