4月1日付で、福島市農業振興室から市観光交流課に“人事交流”で初来山した。「場所は違っても、住民の利益につながることを考えるのは変わらない。観光誘致に結びつくよう、勉強して知識を増やしたい」と意欲を語る。任期は来年3月31日まで。
両市は1999(平成11)年、福島市出身の詩人・和合亮一さんの中原中也賞受賞を機に交流を開始。2009(平成21)年7月の山口豪雨災害や2011(平成23)年3月の東日本大震災時は互いに支援し、2013(平成25)年には大規模災害時の相互応援協定を締結。縁を絶やさぬよう、定期的な職員交換で交流を深めている。「距離は離れているが、より強固で双方に有益な関係を築ければ」
街の印象は「活気があり、歴史と伝統にあふれた魅力も感じる。レノファ山口の応援や、山口ならではの祭りなども楽しみたい」と笑顔。
【プロフィル】1989(平成元)年3月、福島市生まれの29歳。簿記公務員専門学校卒。2008(平成20)年から福島市役所に勤務し、健康推進課、農業振興室を経て、今年4月に来山し山口市観光交流課主任主事に就任。趣味は読書と、社会人になって始めたスノーボード。