毎年数千点の応募がある「二紀展」。過去に何人もの入賞者を輩出している二紀山口県支部による42回目の絵画展が、8月3日(金)から5日(日)まで、山口市民会館(山口市中央2)展示ホールで開かれる。午前10時から午後6時(最終日は5時)までで、入場無料。
10月に東京・国立新美術館で開催される二紀展に向けて研さんを積んでいる山口県内在住会員19人による油絵、アクリル画、テンペラ画など、作者の表現したい心象を風景や静物に投影した新作を中心に、約40点が展示される。
山口市からは秋山泉さん、伊藤和子さん、臼杵裕世さん、河村康子さん、千葉喜彦さんの5人が出品。臼杵さんの作品「街へ…」では、文明社会の中で人が作り、捨てたモノが、人の知らないところで別の世界を作り出している空想の世界が描かれている。
最終日には会員らが互いの作品を談論し合う研修会も開催。その様子は自由に見学できる。会員は研修会での意見を参考にしつつ、二紀展出品へさらに筆を加えていく。
「大きい作品が多いので、作者の気持ちも伝わりやすいと思う。ぜひ、多くの方に見にきていただければ」と同事務局(TEL083-922-4493)。