本紙に「山口周辺」を連載中の写真家、栗林和彦さんが8月23日に逝去。25日に親族・近親者により告別式が執り行われた。享年72歳。
栗林さんは1946(昭和21)年3月生まれ。日本写真専門学校(大阪市)卒。印刷会社やデザイン会社のカメラマンを経て、1982(昭和57)年に独立。プロカメラマンになった。
本紙では、1983(昭和58)年9月から「山口周辺」を毎週連載。新年号の扉を飾る1面写真も、34年間にわたり担当した。1992(平成4)年山口県教育委員会教育功労賞(芸術部門)を、1993(平成5)山口県芸術文化振興奨励賞を受賞。2005(平成17)年には、「山口周辺」の写真など、昭和の山口の風景をまとめた写真集「昭和の残像」を出版した。
「山口周辺」の写真・原稿は栗林さんの生前、本号掲載の1764回を含めて4回分が入稿済みでした。追悼の意を込めて、1767回(9月21日付掲載)まで、遺稿を掲載いたします。