「長門峡梨」は、1910(明治43)年に河井清之進が500本を植え付けたのが始まり。昼夜の寒暖差が大きい標高300メートル前後の園地で、現在は「二十世紀」「豊水」「新高」等10種類が栽培されている。約100年間培ってきた味と品質は全国的に有名で、市場ルートからの入手は困難な状況が続いている。知る人ぞ知るブランドだが、山口市民にとっては親しみやすい存在だ。
2018年の長門峡梨のナシ狩りは、10月8日(月・祝)まで開園されている。受け付けは、午前8時半から午後4時までに長門峡梨組合事務所(山口市阿東篠目、TEL083-955-0555)へ。梨狩りは5時まで楽しめる。入園料は、大人600円、4歳以上小学生以下400円で、園内食べ放題。持ち帰りは、1キロ当たり600円だ。直売所も、国道9号線沿いに11月末まで設けられる。
さらに、阿東地域の特産品であるナシとリンゴをPRしようと「国境の味覚合戦!りんご★梨の陣」と題されたキャンペーンが、11月末まで展開されている。ナシ10園、リンゴ16園、飲食10店が参加。道の駅長門峡や参加園・店などにあるクーポンやパンフレットの提示で、入園料や飲食メニューの割り引きなどを受けられる。また、道の駅願成就温泉では、9月15日(土)、同16日(日)、10月13日(土)、同14日(日)、11月3日(土)、同4日(日)
に「りんご風呂」が実施される。詳しくは、MPOあとう(TEL083-956-2526)へ。