宮野上大山路に建つ岡ノ原天満宮には、「ドシコメ、ドシコメ」と言いながら女装した長持行列が練り歩く伝統的な秋祭りがある。
905(延喜5)年に鎮座、菅原道真、天穂日命、吉祥女を祭神に祀る古社岡ノ原天満宮は、毎年11月に同社奉賛会によって秋季祭礼が執り行われる。
この祭礼は、大幣司・小幣司行列に長持行列が加わり、宮野新橋から岡ノ原天満宮を目指して練り歩き、道中、家々に「ドシコメ、ドシコメ」と言いながら長持をゆする「振り込み」を行う。
長持行列を構成するのは、宮野古典保存会(木原幸賀会長)のメンバーらで、桃色の長襦袢に白塗りという女装の格好が特徴だ。
2018年の祭礼は11月11日(日)。また、古熊神社の山口天神祭にも毎年加勢している。