和室に欠かせない畳ですが、その構造や正しいお手入れ方法をご存じですか? 季節ごとのメンテナンスについて、笹川畳店に聞きました。
梅雨から続いた暑さが一段落するこれからは、畳のお手入れに良い時期です。から拭きや掃除機など日常のお手入れに加えて、「裏返し」「表替え」「新畳への交換」といった方法があります。
「裏返し」は、畳表を外してきれいな裏側を表にして利用する方法で、使い始めて3~4年くらいの、色あせが感じられる頃が目安です。「表替え」は、畳床(畳表を貼る芯の部分)はそのままで畳表を取り替える方法。裏返しができない場合や購入して5年以上経っている場合に行うのがおすすめです。
歩いたときに沈んだり、でこぼこした感触がある場合は、新しい畳に替え時のサインです。(次回に続く)