難民流入の絶えない有数の紛争地域「ガザ地区」。この地に建つ小さな美容室を舞台に、戦争状態という日常をたくましく生きる女性たちを描いた「ガザの美容室」(2015年パレスチナ・フランス・カタール)が、9月29日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で上映される。時間は、午前10時半、午後2時、7時からの3回。
クリスティンが経営する美容室では、離婚調停中の主婦、ヒジャブを被った信心深い女性、結婚を控えた若い娘、出産間近の妊婦など女性客でにぎわい、それぞれがよもやま話に興じていた。しかし通りの向こうで銃が発砲され、美容室は戦火に取り残される-。
第68回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品された本作は、ガザで生まれ育った双子の監督タルザン&アラブ・ナサールによる初の長編作品。
前売り券(電話予約可)は、一般1500円。同館、山口市民会館、YCAMなどで購入できる。当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1千円、18歳以下800円。申し込み・問い合わせは、西京シネクラブ(TEL083-928-2688)へ。