裏返し、表替え、などいろいろな方法がある畳のお手入れ。前回に引き続き、笹川畳店に聞きました。
よく晴れた日に畳を外して干すのが「畳干し」です。まず、マイナスドライバーなどを中央の畳縁の間に差し込んで持ち上げ、外していきます。畳は、位置や向きが変わると入らなくなるため、裏側の文字などをチェックしておきましょう。干す時は畳床の方を日光に向け、地面に直接置かないよう、台の上で4~5時間、風を通します。持ち上げた畳の下に空き缶などを入れ、裏側に扇風機で風を通すのも簡単な方法ですが、効果があります。
湿気は畳の大敵です。普段から湿度計で湿度をチェックし、湿度が70%を超える日はエアコンや除湿器を使うなど、乾燥を保つようにしましょう。