山口県農業試験場で開発され、今や山口県内の多くのスーパーで売られている「はなっこりー」は、名田島から栽培が始まった。
のどかな田園風景が広がる名田島地域は、山口県内最大規模のはなっこりーの生産地でもある。はなっこりーは、サイシンとブロッコリーを交配させ、県農業試験場で誕生した。
当時、JAで女性部の世話をしていた名田島の河村喜代子さんは「この野菜はいい」と直感。女性7人のグループを作り、1995(平成7)年、最初の栽培を名田島で始めた。
鮮やかな色とクセのない甘味は、和洋中どの料理にも合い、山口県内外でも人気が高まって生産地を拡大していった。
11月25日(日)に開催される名田島ふるさとまつりでも、恒例の摘み取り体験が実施される予定だ。