山口県内最古の木造建造物・月輪寺(中村棟俊住職)薬師堂で、約20年ぶりにかやぶき屋根のふき替えが行われた。
ふき替えは、2018年2月から7月に実施。地元の文化財への理解が深まればと、5月には島地小5・6年生15人も作業に参加した。
かやぶき屋根は風雨や表面に生えるコケで傷むため、数十年ごとにふき替えが必要になる。前回は20年前の1998(平成10)年に行われた。
寺伝によると同薬師堂は重源上人が1189(文治5)年に聖徳太子ゆかりとされる旧堂を再興したもので、桁行五間(16.5メートル)、梁間四間(13.2メートル)の寄棟造り。なお、本尊の薬師如来は20年に一度本開帳される秘仏で、昨年5月5日に開帳祭があった。