2020年に開催される東京五輪・パラ五輪でスペインのホストタウンに登録している山口市の国際交流員として、今年4月に着任。来月22日に山口市内で開かれる「第20回日本・スペイン・シンポジウム」においても文化交流業務に従事する。
「スペインの伝統的な『牛追い祭り』のひとつ『巨大人形パレード』には日本人を表現した仮面の人物が登場するほど日本はスペイン文化に自然に融合していると思う。パンプローナ市内には『やまぐち公園』があり、市民は『日本といえば山口』と言うほど。地理的な距離はあっても山口市を身近に感じてきた」という。今後は「フランシスコ・サビエルの歴史的背景を含めたこのつながりを大切に、観光PRなどの役に立てれば」。
剣道歴12年。ビジャモールを意味する「愛村」の名で竹刀を構え、4段昇段を目指す。
【プロフィル】1986(昭和61)年12月生まれの31歳。18歳までスペインのビルバオ市で過ごし、その後パンプローナ市へ。2011(平成23)年に来山し、山口県立大入学。今年3月、同大学院修士修了。4月から山口市国際交流員として勤務。抹茶好きで、茶道の経験もある。