2018年4月、山口市中心市街地タウンマネジャーに就任。店舗誘致やイベント開催、人材育成の場づくりなどを通してコミュニティーの創出を主導し、生まれ育ったまちの活性化に尽力する。
東京からUターンしたきっかけは、まちづくりという仕事への「ワクワク感」。「まちあい徳山」で4年間、同業種に従事した実績も今に生きる。
タウンマネジャー業務の一環として今年9月、カフェと人材育成拠点を兼ねた「ショクバ」を米屋町商店街にオープン。民間資金のみでの立ち上げを支援した。先月は、道場門前商店街で「本」をテーマにしたイベントを開催し、人の心や動向に視線を向けた企画を次々と展開。
「商店街は『行けば何かに出会える』場として様々な機能を有するべき。5、10年後を見越した上で持続可能なまちづくりをしたい」と語る。
【プロフィル】1988(昭和63)年9月、宮野生まれの30歳。宮野小・中、山口高、東大経済学部卒業後、大和証券入社。2013(平成25)年、山口県にUターンし、まちづくり事業に取り組む。2018年4月に設立した株式会社みんなのショクバ取締役も兼任する0歳娘の父親。