日本初のクリスマスミサ(1552=天文21年)が、ここ山口で執り行われたとの史実を、地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から実行委員会」(岡部達矢委員長)は「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。12月の山口市内では、趣旨に賛同する50近くの催しや取り組みが行われている。
12月7日と8日、山口市民会館(山口市中央2)で午前11時から午後6時まで「やまぐち・フィンランド・クリスマスマーケット」が開かれる。山口市と観光交流パートナーシップ協定を結んでいるフィンランド・ロバニエミ市との友好事業で、中庭に小さなクリスマス・マーケットが誕生。クリスマスにちなんだ飲食物やグッズの販売、ステージイベント、大内塗風クリスマス人形製作体験などのコーナーが設けられる。また、サンタクロースの公認ホームタウンとして知られる同市から、「本物」のサンタクロースが来山。記念撮影(各回30組限定)できる整理券は、7日午前11時からと午後3時から、8日午前11時からと午後2時半からの計4回配布される。さらに、7日はファッションショー「クリスマスクリエイション」(午後1時~、4時半~)も小ホールで開催される。
一方、亀山公園広場(山口県立美術館横)では7日午後7時から、旧サビエル記念聖堂を模したシンボルイルミネーションの「点灯式」が開かれる。これまで、一の坂川交通交流広場や新亀山公園ふれあい広場に設置されてきたが、2019年は設置場所を変更。夜には同公園の木々もさまざまな色で12月31日(火)までライトアップされ、「灯りの森」が新たに誕生した。点灯式に先立ち、同所では午後1時から飲食物やゲーム、クリスマスリース・カードづくりが体験できるワークショップ(ともに中学生以下対象)などのブースが出店。4時からは合唱・吹奏楽の演奏もある。加えて、点灯式終了後には菓子まきもされる。
また、湯田温泉街の中原中也記念館前庭と狐の足あとでも「Yuda X'mas Yokocyo」が、7日午後5時から10時まで開かれる。クリスマスグルメ、フリマ、射的、一夜限りの「灯り」などが楽しめる。
その他イベントの詳細は、ウェブサイト(http://www.xmas-city.jp/)を参照のこと。