日本初のクリスマスミサ(1552=天文21年)が、ここ山口で執り行われたとの史実を、地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から(日クリ)実行委員会」(岡部達矢委員長)は「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。12月の山口市内では、趣旨に賛同する50近くの催しや取り組みが行われている。
11回目を迎える「山口きずな音楽祭」は、「10+1」回目との表記になった。初回から携わっているスタッフの杉本理恵子さんは「2018年、10回目という節目を迎え、『これからの10年を、新しいステージにしていきたい』との思いを込めた」と説明する。立ち上げから10年が経ち、初めのころにメンバーとして参加していた子どもたちが、今ではスタッフへと育っていることも、その理由の一つだという。
音楽祭には、メンバー4人全員が身長180センチ以上かつ音楽大卒の実力派男性ボーカルグループ「LE VELVETS」(ル ヴェルヴェッツ)が、6年連続で出演。クラシックはもちろん、ロック、ポップス、ジャズ、果ては民謡に至るまで、さまざまなジャンルを自在に表現する彼らの歌唱に加え、2019年初めて地元・山口に縁のある若手演奏家4人が楽器演奏(ピアノ、ベース、サックス、ドラム)で共演する。さらに、11月から練習を重ねてきた一般公募の「クリスマス市民クワイア」もステージに上がり、日クリのテーマ曲「きずな」や、「シーズンズ・オブ・ラブ」「情熱大陸」などを、彼らとともに披露する。
開催日時はクリスマス当日の12月25日(水)午後6時半からで、会場は山口市民会館(山口市中央2)。前売券は、S席5000円、A席4000円(全席指定)で、同館、YCAM、三好屋レコード店、山口井筒屋、コンビニエンスストア設置端末等で購入できる。当日券は、各500円高となる。詳細はウェブサイト(http://www.kizunaxkizuna.com/)で。