山口県警山口警察署が2月12日(火)、老朽化した糸米の現庁舎から、旧消防学校跡地に建設された新庁舎(山口市吉敷下東4)に移転する。
新庁舎は、鉄骨鉄筋コンクリート4階建てで、延べ床面積は約5200平方メートル。階数は現庁舎と同じだが、延べ床面積は約2倍になる。車庫や倉庫などの別棟(約800平方メートル)も合わせた総事業費は、約29億円。
1階に設ける運転免許更新窓口などのカウンターは、高齢者や車いすの人でも利用しやすいよう低くした。相談応接スペースや、専用の運転免許講習室も整備。来訪者用駐車場も、これまでの2.5倍となる65台分を確保した。また、山口県内で初めて女性専用の留置場を設置。男性用と女性用の留置区画を分離した。
さらに、非常用発電機などを備え、災害発生時には防災拠点施設になれるような耐震・安全機能を確保。県警本部が災害等で使用できなくなった際には、その代替機能を担えるようにしている。各階の構成は次の通り。
1階=交通課、地域課、会計課、当直室▽2階=署長室、警務課、刑事課、生活安全課▽3階=留置管理課、留置施設、取調室▽4階=警備課、災害対策室、講堂、道場