願い・すがり不動として知られている、善通寺派吉祥寺分院「明王の滝不動尊」(山口市宮野下)において、初めて星まつり・護摩焚き供養が行われる。
明王の滝不動尊は、1948年12月、小山亀三郎さんが夢で不動明王からのお告げを聞き、言われた場所に行ってみると滝を発見。その場所に埋まっていた座像の不動明王の石像を掘り起こし、奉ったのが始まりとされている。滝の上には石垣があり、刀らしき物なども落ちていたと言われているが、文献などに記録は残っておらず、それ以前については不明。翌年、吉祥寺(佐賀県)の篠原寛翠大僧正が来山して開眼したという。その後、有志たちがお堂や階段を作るなどして滝周辺を整備し、現在は不動明王に加え、十三仏像、薬師如来像、如意輪像なども安置されている。
初星まつり・護摩焚き供養の日時は、1月12日(日)午前11時から。アクセス道路が狭く、駐車場の台数も少ないため、参加希望者は事前申し込みの上、国道9号線沿いの専用駐車場(山口市天花)からシャトルバスに乗車して現地に向かう。護摩木代は、1人500円から1万円程度。
希望者は、1月11日(土)正午までに、TEL090-3173-3896(入交知則さん)へ連絡を。