山口市内初の「法定再開発事業」として、整備が進められている黄金町地区。同地区市街地再開発組合(北條栄作理事長)主体で2018年に建設が始められた複合型施設が、2020年4月に供用開始される。
同事業の中心エリアにあった旧「道場門前大駐車場」は、鉄骨造4階構造(436台収容)の「菜花道門(なばなどうもん)パーキング」に生まれ変わる。同パーキングの4月オープンを前に、月ぎめでの契約者が募集されている。全区画屋内で、1区画8000円。防犯カメラ設備付きで、高速充電器も設置できる(有料)。
希望者は、2月29日(土)までに山口道場門前商店街振興組合(TEL083-922-4983、水曜定休)へ。応募者多数の場合は抽選となる。
「菜花道門」は、応募総数273件からこのほど選ばれた複合施設の名称。菜花は山口市の花でもある菜の花の別名で、花言葉は「快活、明るさ、小さな幸せ」。協調性等の意味を持ち、広く人々に親しまれていることから、にぎわい創出および魅力ある再開発への思いを込めて名づけられた。
老朽化した旧「道場門前大駐車場」跡地の再整備と合わせて進められた同事業により、同パーキングの「駐車場棟」をはじめ、まちなか居住を促進する15階建てマンションの「住宅棟(菜花コート)」(101戸)、店舗やオフィスの導入を図る3階建て「施設棟(菜花キューブ)」の3棟で構成される複合ビルが、今春お目見えする。