原子力発電に伴って発生する「高レベル放射性廃棄物」(核のごみ)の最終処分について理解を深めてもらおうと、原子力発電環境整備機構(NUMO)と資源エネルギー庁は全国で対話型説明会を開いている。少人数での対話形式で説明するもので、2月19日(水)には山口市民会館(山口市中央2)で開催される。時間は午後6時20分から8時30分までで、参加無料。
高レベル放射性廃棄物とは、使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り出した後に残る廃棄物で、放射能レベルの高い廃液をガラス固化体にしたもの。無害化には数万年かかるとされ、日本では金属製の容器に入れて地下300メートル以深に埋める「地層処分」が最終処分方法として採用された。
説明会では、「地層処分」の仕組みをはじめ、火山活動などの自然現象の影響や地下深部の地盤の強度・地温の状況といった各地の地質環境の調査結果を全国地図の形でまとめた「科学的特性マップ」(2017年、経済産業省公表)の説明、処分地の選定に向けた今後の方針や地層処分事業が地域に及ぼす影響、安全確保に向けた取り組みなどについて、映像も交えて聞くことができる。テーブルごとの少人数制による質疑応答の時間も設けられる。
参加希望者は、2月17日(月)までにNUMO広報部(TEL03-6371-4003)に参加会場、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、電話番号を明記してファクス(03-6371-4101)で伝えること。ウェブサイト(https://www.numo.or.jp/taiwa/2018/)からも申し込める。