「観光客に『山口の魅力』を伝えるおもてなしをしませんか?」
山口市観光ボランティアガイドの会(TEL083-928-2000)は、3月28日から4月18日までの毎週土曜日、午前9時30分から11時30分まで「新人養成講座」を開講、受講者を募集している。
同会には現在、約70人が所属。1班8~9人の交代制で、香山公園一帯の定点ガイドや大内文化特定地域、明治維新関連施設のガイドを無料で行っている。1回のガイドは30分から1時間半。マニュアルで決められたガイドではなく、訪れる観光客の要望に沿った内容のガイドに加えて、山口弁を交えた案内が好評で、2018年の利用者は約3万人にのぼる。
「新人養成講座」の受講は無料で、講座は座学を中心に行われる。内容は次のとおり。
3月28日=開講式、会の紹介とガイドの心得▽4月4日=香山公園内での実地研修(瑠璃光寺、枕流亭、洞春寺など)▽同11日=大内氏と大内文化特定地域について▽同18日=毛利氏と明治維新について、閉講式。
受講後は、最初はベテランガイドとペアを組んでガイドにあたり、経験を積む。また、月に1回、大内文化についての研修会が開かれるなど閉講後も丁寧なフォローもある。
2017年に受講し、ガイドを務める宮西寛さんは「講座もわかりやすく、先輩方のサポートも手厚かった。観光客に喜んでもらえるのが一番のやりがいだが、山口の歴史についてより深く学べるし、会員を含め多くの人と出会えるのもよかった」と話す。
受講希望者は住所・氏名・連絡先を明記し、はがきかファクスで同会(〒753-0034 山口市下竪小路12、山口ふるさと伝承総合センター内、FAX083-928-2051)へ申し込むこと。締め切りは3月23日(月)。