山口市の史跡「雲谷庵跡」で2019年10月から進められていた改修工事が完了。2月1日に一般公開が再開された。
雪舟生誕600年に合わせて行われた今回の工事では、かやぶき屋根の一部が葺き替えられ、庵を囲む竹柵も新しくなった。
現在の雲谷庵は、雪舟が絵筆をふるっていた当時の建物ではなく、1884年に郷土史家の近藤清石らによって、寺社の古材を用いて再建された。現在は、敷地全体が市指定文化財の史跡で、大規模改修は2000年以来3度目となる。
同史跡と山口市菜香亭の間を通る「天花地下道」には、雪舟の代表作・国宝「四季山水図」の壁画も掲げられている。身近に雪舟を感じながら散策してみては。