名前の由来は不明だが、畳6枚分かそれ以上の広さを持つ平らな「六畳岩」。阿知須引野地域の名所として知られている。
引野地域の山中には、最長部分が5メートル以上もある「六畳岩」がある。岩のある地点は眺望が開け、天候が良ければ大分県の姫島まで見ることができる。
地域おこしを目的に「引野同志会」によって20年前、六畳岩を中心とした全長約4キロのハイキングコースが作られた。周辺には、万年池とつながる手掘りの疎水トンネル、貝殻や土器が出土する遺跡、川水の配分方法を記す大正時代の石碑、船岩観音など、見どころも満載。開通年の西暦2000年にちなみ「六畳岩二千年回道」と命名され、現在も同会による草刈りなどの整備が続けられている。