Q.山口市に開店した理由は?
A.私が育ち、土地勘のある町といえば大阪、山口、東京です。家賃の高額な東京や大阪で大都会と勝負するのではなく、山口のカウンター7席の店で、従業員を雇わないからこそできる安くて美味しい料理に丹精を込めています。
Q.山口県で好きになった食べ物は?
A.萩市須佐地区で水揚げされる「須佐男命いか」を初めて食べた時はその美味しさに驚きました。山口の魚は新鮮で美味しく提供する店も多いので、私は肉料理で挑もうと考えました。むつみ豚のカツレツ、長州鶏の網焼き、山口県産和牛のステーキなど山口県産食材も多く使います。
Q.山口市で驚いたこと、新鮮だったことは?
A.大阪から初めて山口市に来た時は、山口県立山口中央高の建つ場所が自動車試験場だった時代です。周囲は一面田畑で、牛が飼われている田園風景に驚きました。
【プロフィル】1957年大阪府生まれ。小学5年の時、父親の転勤で山口市へ。大内小・中学に通い、中学3年の時東京へ引っ越す。「美味しくないものはない」という母親の手料理の影響もあって調理師学校へ進学。東京の飲食店で修業を積み、東南アジアなど海外のホテルレストランで腕を磨く。沖縄のホテルで14年務めた後独立し、湯田温泉に「Dining N.S」を開いた。