全国的に新型コロナウイルスへの感染者が急増する中、山口県の隣県の福岡県や東京都など7都府県には4月7日、「緊急事態宣言」も出されました。「換気の悪い密閉空間」「大勢が集まる密集場所」「間近で会話や発声をする密接場所」の「3つの密」を防ぐことが、感染拡大を封じ込めることにつながるからです。
幸い、人口密度が低い市町で構成されている山口県※では、「3つの密」が発生する機会が限られているため、感染爆発が起きる可能性は都市部よりは低いと思われます。とはいえ、われわれ1人1人が、人と人との濃厚接触を減らそうとの意識を高め、かつ行動に反映させていくことが、新型コロナウイルスの治療方法が確立されていない今、早期の収束のためには必要でしょう。
そのため山口市内でも、各種催しの中止や延期、学校の休校、県営・市営施設の閉鎖など、多くの措置が取られています。また、全国的な宴会や観光・出張等の自粛が、かなりの地元企業にダメージを与えています。
そこでサンデー山口では、このような状況を鑑みて【新型コロナに負けない!】キャンペーンをスタートさせます。
新型コロナウイルス感染症対策に関する新しい情報、影響を受けている地元企業の経済活動およびそれらを支援する動き、「おうち時間」の楽しい過ごし方など、読者の皆様が前向きな気持ちになれる内容を、できるだけ紹介していきたいと考えています。
「新型コロナウイルスなんかに負けてたまるか!」との気概を持ちつつ、紙面づくりに励んでまいります。市内における「動き」がございましたら、ご一報いただけたら幸いです。ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
※全国792市の中で、山口県内で最も人口密度が高い下松市が324位(633.84人/平方キロ)。山口市(190.56人/平方キロ)は567位と都道府県庁所在地中最下位で、トップの東京都(新宿区)とは約101倍の開きがある。(2019年10月1日の推計人口から)