副知事就任早々、新型コロナウイルスに関連する喫緊の課題と向き合う中で「村岡嗣政知事を補佐する役目。全力で尽くしたい」と力強く話す。さらに「自由に議論できる風通しの良い職場環境を作り、決定事項に関しては一致団結して前進したい」と抱負を語る。
山口県の米軍岩国基地対策業務を担当した経歴を持つ。岩国市の愛宕山地域開発で大規模住宅団地造成事業を中止し、跡地を国へ売却したり、岩国医療センターを移転するなどのまちづくりを推進してきた。その中で最も心を砕いたのは、「当初の計画に協力し、先祖代々の土地を提供してくれた地元住民への説明」という。自身の古里でもあり、「住民の気持ちがわかるだけに辛くもあった」と振り返る。
大切にしていることはどんな状況でも「逃げない」姿勢。
【プロフィル】1956年岩国市生まれの63歳。岩国高、立命館大法学部を卒業し、1979年山口県庁入庁。総務部理事兼岩国基地対策室長、健康福祉部長、公営企業管理者などを歴任した。高校、大学時代は弓道部に所属。健康維持のため、荒天時を除いて徒歩で通勤している。