新型コロナウイルス感染症収束まで、対策に関する新情報、影響を受けている地元企業の経済活動や支援の動き、「おうち時間」の楽しい過ごし方等々、読者の皆様が前向きな気持ちになれる情報などをお届けする「新型コロナに負けない!」。この記事では、今年は中止されることが決まった山口市の「市民総踊り」を、オンライン上で開催しようとの取り組みを紹介します。
近年の市民総踊りで踊られている楽曲「大内の殿様」を、「こんな時だからこそ、オンラインで一緒に踊って、大きな踊りの輪をつくりましょう」と呼びかけているのは、日本舞踊「銀扇会」の花柳寿寛福さん。毎年、父の花柳寿寛さん、母の花柳佳枝広さんとともに、市民総踊りへの参加者に対して踊りの指導を行っていましたが、今年はできなくなりました。
さらに、新型コロナウイルス禍によって、山口市内はもとより、世界中の祭りが中止に追い込まれています。山口市の姉妹都市であるスペイン・パンプローナ市も例外ではなく、世界的に有名な「サンフェルミン祭り(牛追い祭り)」が中止に。そこで寿寛福さんは、スペインを中心とした海外からの参加者も「一緒に踊ろう」と募集。その結果、6月8日時点での参加予定者は、8割以上が海外からに。「日本からのご参加をお待ちしております」と寿寛福さん。
開催日時は、6月13日(土)午後6時から40分程度。ウェブ会議ツール「Zoom」を通じて参加します。内容は、①山口市国際交流員のマリア・ルビオさんによる山口市とパンプローナ市の紹介②花柳寿寛さんらによる踊り方のレクチャー③みんなで踊りましょう、で構成。参加は無料ですが、事前申し込みが必要。申し込み・問い合わせは、フェイスブックページ「FeelYamaguchi オンライン『大内の殿様』おどろう会」(https://www.facebook.com/events/880081729158062/)から。