クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」で全国各地の窯元を支援する「オンライン陶器市2020」に山口県内で唯一参加。公開15日目の6月10日、目標金額の100%に到達し、現在もサポーターが増え続けている。期日は7月30日まで。
「新型コロナウイルスの影響で作家活動継続の危機にさらされていた。まずはほっとした」と話す。出品作品は、「新技術で実現した美しいブラック・スタイリッシュカーボン柄カップ」で、ガラスでは定番のサンドブラスト加工を萩焼に応用。マグカップ、タンブラー、ワイングラス型「SAKE CUP」の3種類があり、特別価格で“応援購入”ができる。
「これを励みに、今後も新しい作品づくりに挑戦したい」と意欲的だ。
SNS上では「萩焼TAKESHI」の名で萩焼の魅力を伝えている。
【プロフィル】1963年宮野生まれの57歳。野田学園高、名古屋芸術大彫刻科を卒業し、萩焼作家の父・保男氏のもとで作家活動を始める。2012年、山口萩焼ヤマトズウェブギャラリーを創業する。2017年山口県文化功労賞受賞。趣味でバンドを組み、ベースを担当。