新型コロナウイルスの影響で、3月20日の上映予定から延期されていた映画「二宮金次郎」(2018年、日本)の上映日が、11月23日(月・祝)に決定した。会場や時間に変更はなく、山口県教育会館(山口市大手町2)で午前10時半からと午後2時からの2回上映。購入済みチケットで入場できる。
山口市での上映に向け実行委員長を務めるハタノ・イングリッシュ・ハウス(山口市宮野下)の波多野義憲代表は、「勤労感謝の日の上映で、二宮金次郎にぴったりの日取りになった。マスクを着用の上、チケット記載の上映時間に合わせて来場を」と呼び掛ける。今後、「第2波」の可能性や状況を見ながら、上映当日の予防対策などが決定されるという。
同作の監督は「長州ファイブ」(2006年、日本)を手掛けた山口県とも縁の深い五十嵐匠。刻苦勉励の象徴ともされた二宮金次郎の激動の人生と、その生涯で成し遂げた功績がドラマチックかつ正統派時代劇の清涼さをもって丹念に描かれる。
製作過程から多くのサポーターらに支えられた同作品は、映画館での上映ではなく全国各地の公共施設等を巡回。自治体や教育委員会、民間企業などの協力を受けて、これまで全国141カ所で公開された。