5月1日付で山口井筒屋代表取締役社長に就任した。6年ぶりの帰山だが、コロナ禍の中「経営の責任の大きさを痛感している」と語る。
山口井筒屋での勤務は、2008年から数えて3回目。ちまきやの閉店後に食品担当として開店に携わり、「約1カ月で新たな売り場を立ち上げ、商品導入や従業員教育など休みなしで働いた。百貨店人生の中でも、特に成長させてもらえた思い出深い経験」と当時を振り返る。
新型コロナウイルスによって、「百貨店を取り巻く状況は一変した」と感じている。「安心して買い物ができるよう、ウイルスと共存しつつ、時代の変化に臨機応変に対応する。お客様はもちろん、従業員にもこれまで以上に喜んでもらえる店にしたい」と意気込む。
趣味はドライブ。「あまり出かけられていないので、今後が楽しみ」
【プロフィル】1968年3月、大分県生まれ。広島大経済学部を卒業後、1991年に井筒屋に入社。山口店食品部長、本店食品部長、紳士子供服部長などを歴任。B級グルメを食べることが好きで、好きな食べ物は「カリカリに焼いた焼きそば」。