ほぼ全国に分布している、日本で一番小さなキツツキの仲間です。背中はこげ茶色に白いまだら模様がたくさんあり、オスは頭に赤い羽がありますが、普段は隠れているのでほとんど見えません。元々は平地から山地の林にいる鳥でしたが、近年は市街地や公園、庭などの身近な場所でも見られるようになりました。
木の幹を移動しながら虫を捕食し、繁殖期には枯れかけた木に穴を開けて巣を作ります。また、鳴き声も特徴的で、「ギィー」と尻下がりの濁った声で鳴いたり、「キッキッキッ」と鋭い声で鳴いたりします。ドアがきしむような声が聞こえたら、近くの木を探してみてください。
キツツキ目 キツツキ科
[全長] 15cm
[時期] 一年中見られる留鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛