嘉川読書クラブは、新型コロナの影響で絵本の読み聞かせができない中、子どもたちの心を明るくする、あるプレゼントを考えた。
「物語の世界を楽しむ機会を絶やさないように」と考案され、今年5月に地域の放課後クラブに贈られたのは、手製紙芝居の動画DVDだ。この紙芝居は黒い紙に蛍光塗料で着色した絵が貼り付けられ、ブラックライトを当てると光る。周囲を暗くするとブラックシアターのようで、以前から子どもたちに人気があったという。DVDには、「てぶくろをかいに」など3作品が収録された。
同クラブの竹本信子代表は「学校や保育園での読み聞かせを再開したい。子どもたちが言葉に関心を持ち、読書のきっかけになれば」と話す。