1870(明治3)年に山口中学校として創立された山口県立山口高校(山口市糸米1)は2020年、創立150周年を迎える。それを記念して、同校の制服を着用したオリジナルリカちゃん人形が発売された。
同じく150周年となる県立萩高校との共同記念事業で、同校同窓会(二井関成会長)が企画した。商品内容は、リカちゃん1体(22センチ)、冬服1着、スカート1着、ソックス・靴・スタンド各1個。価格は6980円(税込)で、送料は別途520円。購入できるのは同校の在校生および卒業生。限定2000体での販売で、これまでに約900体分の予約があった。詳細は、販売元のサラト(TEL0120-982-412)のウェブサイト(https://salat.club/licca/yamaguchi/)を参照のこと。
山口高、PTA、同窓会でつくる実行委員会(委員長:木村香織校長)による150周年記念事業は、①シンボル「記念館」の改修・モニュメント設置および寄付金募集②記念式典・記念講演(11月21日)、ホームカミングデー(7月~2021年1月)③記念誌・記念ビデオ作成を予定していた。だが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、②の8月末までの行事はすべて中止に。また、毎年8月に開催していた同窓会総会・懇親会と、東京や大阪など12ある支部総会、同期会なども軒並み中止になったため、記念事業の周知もままならない状況だ。そのため、①にも影響が出ている。11月14日(土)まで募集される寄付金の目標額は7500万円。現在までに約5000万円が寄せられたが、まだ2500万円不足している中で、寄付依頼・PRの場が失われてしまっているのだ。
寄付の単位は、個人が一口5000円で、法人が一口2万円。「口数に制限はなく、できれば二口以上でお願いしたい」と、同事務局。寄付者は、寄付者芳名録等に記載される。また、5万円以上の寄付者は、氏名・金額をウェブサイトに掲載。個人10万円以上・法人30万円以上になると、記念館に設置する銘板に氏名等が掲示され、記念誌・記念ビデオが贈呈される。100万円以上の寄付者には、前記に加え感謝状が贈呈される。寄付に対する税法上の優遇措置として、個人はふるさと納税制度の適用がされ、寄付金額の2000円を超える額について税額控除を受けることができる。一方法人は、寄付金の全額を損金として算入できる。
募金は、ゆうちょ銀行・郵便局、山口銀行、西京銀行、萩山口信用金庫に設けた専用口座へ。専用の払込取扱票・振込用紙を使って同じ金融機関から振り込めば、手数料は無料になる。
詳細は、同記念事業ウェブサイト(https://yamakou150.jp/)を参照のこと。問い合わせは、月・水・金曜の午前10時から午後4時までに同事務局(TEL083-921-8015、ymg.doso.honbu@abelia.ocn.ne.jp)へ。