日本全国に分布していて、私たちの生活圏でもよく見られる身近な鳥です。頬に黒色の模様があり、太くて短い嘴で穀物や草の種を食べます。
スズメは人の近くで生活することで、エサを得て天敵から身を守ってきました。その為、人が暮らしていない山奥などでは見られません。普段は数十羽の群れで行動していますが、夏から秋にかけては幼鳥が集まり、数千羽の集団でねぐらを作ります。最近では、竹やぶやヨシ原だけでなく、街路樹や公園など人が多い場所でも大きなねぐらを作っています。そんなスズメも、近年、個体数が減少しています。身近なスズメが減っていくのは、とても心配です。
スズメ目 スズメ科
[全長] 14cm
[時期] 一年中見られる留鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛