9月23日(水)と24日(木)に開催される第45期囲碁名人戦七番勝負の第3局の舞台が、山口市菜香亭(山口天花1)に決まった。昨年、史上初の十代名人となった芝野虎丸(20)と、1月から8月6日まで開催された9人によるリーグ戦を全勝で制した井山裕太(31)が対局する。
芝野は、囲碁の七大タイトルの一つ、名人を昨年10月に獲得。続く王座戦では井山を下し、今年6月には十段のタイトルを奪取し、現在三冠。20歳7カ月、プロ入りから5年9カ月での三冠達成は、これまでの井山の23歳1カ月、プロ入り10年3カ月の記録を大幅に更新した。今年1月にはテレビ番組「情熱大陸」でも、その素顔が紹介された。
対する井山は、2度にわたり七冠独占を達成した日本囲碁界の第一人者。2018年には、平成生まれとして初の国民栄誉賞も受賞した。現在は、棋聖、本因坊、天元の三冠だ。
三冠同士による名人戦は、8月25日(火)・26日(水)に東京都・ホテル椿山荘での第1局で開幕。9月15日(火)・16日(水)の兵庫県宝塚市・宝塚ホテルでの第2局を経て、山口市菜香亭での第3局が開かれる。