山口市菜香亭(山口天花1)で9月23日(水)と24日(木)に開催される第45期囲碁名人戦七番勝負の第3局、コロナ禍の中での運営概要が固まった。
対局時間は、23日が午前9時から正午までと午後1時から5時半まで。24日は午前9時から正午までと午後1時から終局まで。対局する部屋は、佐藤栄作元首相が好んで利用していた2階北客間だ。
同館での観戦は無料だが、各日先着50人限定。大広間でソーシャルディスタンスを保ちながら、モニター観戦する。入場に必要な整理券は、各日午前8時から同館で配布。また、動画投稿サイトYouTubeの「日本棋院囲碁チャンネル」でライブ配信もされる。
対局するのは、囲碁七大タイトルのうち、ふたりで六冠を占める芝野虎丸(20)と井山裕太(31)。昨年、史上初の十代名人になり、続く王座戦では井山を下し、今年6月には十段のタイトルを奪取した芝野名人に、2度にわたり七冠独占を達成した日本囲碁界の第一人者で2018年には平成生まれ初の国民栄誉賞も受賞した井山棋聖(本因坊・天元)が挑む。まさに頂上対決だ。
東京都・ホテル椿山荘での8月の開幕戦、15・16日にあった兵庫県・宝塚ホテルでの第2局ともに井山棋聖が勝利している。