早めの発見・治療をすればほとんどの人が治る乳がんは、初期の段階で発見することが極めて重要だ。30歳代から40歳代前半は高濃度乳房の人が多いため、マンモグラフィーとエコー検査をあわせて受診することで、より詳しく調べることができる。40歳代後半から60歳代前半は、乳がんの発症率が急激に上昇する年代だ。60歳代後半以降は乳がん発症率のピークが過ぎたと思われがちだが、30歳代から40歳代前半よりも高い。80歳代でも「早期発見、早期治療」でQOL(生活の質)の維持が可能となる。
1999年にマンモグラフィーを導入し、約20年の検査実績を持つ阿知須同仁病院(阿知須)は、10月のピンクリボン月間にあわせて、忙しい女性のために日曜および平日夜間に乳がん検診日を設ける。ともに女性の診療放射線技師と検査技師が、マンモグラフィー検査やエコー検査を実施し、セルフチェックの方法も教えてもらえる。
「それぞれの年代で考慮すべき事柄が異なるので、この機会に検診を受けてもらえたら」と同院は呼びかける。
日時は10月18日(日)と11月15日(日)の午前9時から正午までと、10月21日(水)午後6時から8時まで。受診の予約、問い合わせは、同院健診窓口(TEL0836-65-5778)へ。