いちやなぎ(山口市旭通り2)が、このほど新企画「出張シェフ」を開始した。コロナ禍の影響で外食することに抵抗のある人が増えてきた中、シェフが仕入れてきた新鮮な食材を持参して個人宅や会社などの会場で腕を振るう。
同社レストラン部統括長の國弘拓也さんと料理開発部統括長の山口直人さんが希望の調理方法に対応。目の前で出来上がる本格的な味わいを楽しみながら、店では聞けない料理の作り方やアドバイスも聞くことができる。手洗い、アルコール消毒、ゴム手袋着用、洗浄すみスリッパ持参など衛生面にも配慮。所要時間は、準備や片付けも含めて約3時間だ。
料金は大人1人5000円から(出張費は別途5000円)。「Go To Eatやまぐち食事券」「エール! やまぐちプレミアム共通商品券」も使用できる。祝日以外の正午以降対応可能で、対象エリアは山口市(阿東・徳地・阿知須を除く)と防府市。1日1組(2人~)限定の完全予約制のため、3日前までに電話(TEL083-924-0014)で申し込みが必要となる。人数、希望する食材、アレルギー対応などについても事前にやりとりできる。
國弘さんは山口調理製菓専門学校卒業後、市内旅館を経て2015年に入社。山口さんは帝国ホテル・リーガロイヤルホテルで腕を磨いたこの道30年の料理人だ。
「お客様が楽しく食事する時間を共有し、最高の料理とサービスを提供することで『おいしかった』『ありがとう』という言葉を直接いただくことができる。飲食に関わる者の“やりがい”の究極形がこのサービスには詰まっている」との自信を持っている一柳達也社長。