大内文化を現代に伝える「七夕ちょうちん」から現代アートまで、人々の文化や生活を照らしてきた「灯り」をテーマにした作品展「大内からの灯り」が、山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)で10月30日(日)まで開かれている。山口の伝統とものづくりを月替わりで紹介している10月の「マンスリー企画」で、観覧は無料。時間は、午前9時から午後5時まで。
会場には、七夕ちょうちん、江戸時代に使われたあんどん、明治時代のカンテラ、家紋の大内菱を透かした障子、竹灯篭、陶芸ランプシェード、徳地手すき和紙を使った照明作品など、約50点が展示。「灯り」の歴史がうかがえるとともに「灯り」によって美しく演出される空間も体感できる。
さらに、実際に手を動かしてものづくりの楽しさを実感してもらおうと、二つのワークショップが開かれる。対象は小学校高学年以上。ワークショップ名(開催日)・講師・定員・体験料は次の通り。
- 「季節を彩る竹灯り~竹灯篭を創ろう ※電動ドリルを使用」(10月15日)・案野信行・各回5人・1000円。
- 「伝統をつなぐなごみの灯り~徳地和紙で創ろう」(10月22日)・船瀬春香・各回5人・1300円。
時間は、いずれも午前10時から正午と、午後1時から3時までの2回。申し込み・問い合わせは主催の同センター(TEL083-928-3333)へ。