今日は良い天気。空は雲 ひとつなく青一色。こんな 日は、どこかに出かけたくなる。そうだ、自転車で椹野川の河川公園に行ってみよう。弁当を作ろう。 定番の卵焼き。次はウインナー。冷蔵庫から取り出した袋には、『熟成アルトバイエルン』(ドイツバイエルン州産岩塩使用)と書いてある。美味しそう。キャベツを刻んでウインナーと一緒に炒めながら、「アゼルバイジャン」とつぶやいた。アルトバイエルンではなく、アゼルバイジャン。それから弁当ができても、「アゼルバイジャン、アゼルバイジャン」と歌のように節までつけて。なんで? 語感が似ているからかしら。アゼルバイジャンなんて行ったこともないし。位置もはっきりとは知らない。
新聞やテレビのせいなのだ。アゼルバイジャンは、ナゴルノカラバフ自治州を巡りアルメニアと戦闘中。だから何度も目にし耳にする。破壊された町、負傷した人達を毎日見るのだ。記憶に刻まれる。
ひきかえドイツバイエルン州は夏は避暑地、冬はスキーの平和な地。アルトは伝統という意味だそうだ。
アゼルバイジャンもアルメニアも長い歴史と伝統のある国。アという温かい母音でつながる国。同じ音から始まる美味しいウインナー。
さあ、弁当を持って出発! とりあえず五体に爆弾は降ってこない。