「市民一人一人の人権が尊重されるまち」を目指そうと、山口市による「山口市人権ふれあいフェスティバル」が12月12日(土)に開催される。近年SNSによる誹謗中傷が社会問題化する中、タレントのスマイリーキクチさんが「言葉の責任 ネットの被害者・加害者にならないために~命の大切さ、人生の大切さ、あきらめない心」と題して、オンラインで講演する。会場は山口県教育会館(山口市大手町2)で、自宅などからビデオ通話アプリ・Zoomで聴講することもできる。時間は午後2時から3時40分までで、参加無料。手話通訳・要約筆記・託児(要申し込み)もある。
スマイリーさんは、1972年東京都北千住生まれのお笑い芸人。99年、身に覚えのない事件の殺人犯だとネット上で書き込まれ、いわれなき誹謗中傷を受け続けた。2011年に著書「突然、僕は殺人犯にされた~ネット中傷被害を受けた10年間」を発刊して話題になった。講演では、実体験に基づく話を聞くことができる。
申し込みは、会場参加の場合はメール・電話・ファクス・はがきのいずれかで、Zoom参加の場合はメールで、参加者の住所・氏名・電話番号を明記し、主催の山口市人権推進課(jinken@city.yamaguchi.lg.jp、TEL083-934-2767、FAX083-934-2867、〒753-8650山口市亀山町2-1)へ。締め切りは11月27日(金)必着。会場参加の定員は180人で、応募者多数の場合は抽選となる。
なお会場には、人権啓発ポスターの児童生徒作品と人権標語コンテスト「人KENゴーシチゴ」の生徒作品も展示されている。