在福岡米国領事館のジョン・C・テイラー首席領事による講演会が、12月5日(土)午前11時から正午まで、セントコア山口(山口市湯田温泉3)で開かれる。山口日米協会(林芳正会長)の主催で、聴講は無料。
テイラー氏は1967年、空軍勤務の父を持つ家庭に生まれ、ワシントンDC近郊の高校を卒業するまでに五つの州を移り住んだ。ユタ州のブリガム・ヤング大学で学士号とMBAを取得。同大大学院への入学前に日本経済新聞で翻訳者として勤務し、その後1997年に空軍に入隊した。初来日したのは1987年で、所属する教会の代表ボランティアとして、岡山、香川、徳島、広島の各県に約6カ月滞在。国務省には2003年に入省し、2009年から2012年までは在札幌米国総領事館で広報文化交流担当領事として勤務した。所轄する東北を襲った東日本大震災後には、被災地で文化イベントを開催するなど、支援にも当たった。その他、スウェーデン・ストックホルム、インドネシア・スラバヤ、アフガニスタン・カブール、ジンバブエ・ハラレなどでの勤務経験がある。現職には、2019年8月に着任。車での旅行が好きで、全米50州すべてと、九州・山口地域の全県を含む日本の34都道府県を訪れている。また、30年来の広島カープファンで、福岡市での着任記者会見では、福岡ソフトバンクホークスのユニホームを羽織りながら、カープの帽子をかぶってみせたという。妻は日本人。
講演の演題は「アメリカの選挙制度について」で、すべて日本語で行われる。定員は100人で、当日先着順。
問い合わせは、同会の入江正敏事務局長(TEL090-4659-4112)へ。