山口商工会議所の第174回通常議員総会が3月25日、議員139人中41人が出席(98人は委任状出席)して、湯田温泉の西の雅常盤で開かれた。
冒頭、河野康志会頭は「山口県内行事は、山口市内で開催されるケースが圧倒的に多く、他市の人から『うらやましい』とよく言われる。また、全体では減少傾向ではあるが、むしろ人口が増えている地域もある。みなで同じ方向を向いて進み、山口市経済を良くしていこう」とあいさつした。
続いて、2019年度事業計画案および収支予算案が審議された。基本施策には「山口・宇部・防府3市にある商工会議所および商工会が取り組んでいる事業承継事業の拡充・強化」「10月に予定されている消費税増税・軽減税率導入に対するきめ細かい対応」「『山口ゆめ回廊博覧会』に向けた観光地域づくり」「山口都市核の魅力を高めるグランドデザインの検討・提案」「『山口七夕ちょうちんまつり』『12月、山口市はクリスマス市になる。』事業拡大による誘客推進」「都市部からのアクティブシニアの移住者を受け入れる人材マッチングシステム構築」などが掲げられた。予算規模は、全体で約5億8120万円。さらに、異動による弘中宏治さんから平中啓文さん(山口銀行小郡支店長)への監事の交代も諮られた。
すべての議案は全会一致で承認。総会後には、渡辺純忠山口市長ら来賓を交えての交流会も開かれた。