国道9号線山口バイパスのトンネル上に整備されている朝田墳墓群。時代の変遷を知ることができる国指定の史跡だ。
「朝田墳墓群」は、維新百年記念公園裏の朝田トンネル上にある。国道9号線山口バイパスの建設が決定した際、施工に先立って1975年から約8年の歳月をかけて発掘調査が行われ、古代墳墓が多数発見された。
時代の古いものから木棺墓、箱式石棺墓、壷棺墓、周溝墓、石蓋土壙墓、横穴古墳、横穴式石室墳があり、弥生時代の集団墓から古墳時代の個人墓への変化の過程を知る重要な遺跡だ。
1982年に国の史跡に指定。地下にある墳墓群を地上に復元して、1992年に史跡公園として開園した。