「鎌倉彫作家 高木洋之助作品展」が、山口市小郡文化資料館(山口市小郡下郷、TEL083-973-7071)で開かれている。2月14日(日)まで。
鎌倉彫とは、カツラやイチョウなどの木を用いて木地を成形して文様を彫り、その上に漆を塗って仕上げた工芸品。鎌倉市およびその周辺地域で作られたものを指す。
1909年に島根県で生まれ、東京で育った高木洋之助は、55歳の時に鎌倉彫の世界に足を踏み入れた。深みのある色とつやの美しさに魅せられ、身近にある草花を題材に作品を作り続けたという。
本展示では、同館が所蔵する作品全21点を、初めて一堂に公開。また、山口市の伝統工芸品「大内塗」と無形文化財「徳地和紙」の紹介コーナーも設けられている。