山口県内で人気の給食メニュー「チキンチキンごぼう」を飲食店でも味わってもらおうと、県内60店舗以上が参加するキャンペーンが3月15日(月)まで実施されている。実施主体はおいでませ山口観光キャンペーン推進協議会(事務局 山口県観光連盟)。
同協議会ウェブサイトの特設ページ(https://www.oidemase.or.jp/chicken2gobo/)には、チキンチキンごぼうの作り方(基本のレシピ)やインスタグラム投稿写真(#チキンチキンごぼう)なども掲載されている。各参加店舗が考案したチキンチキンごぼうメニューも見ることができる。
協力店は山口県内の68店(1月21日時点)。山口市からは23店が参加し、長州地鶏を使用したものや天ぷら仕立てにしたものなど、各店ごとに趣向を凝らしたメニューが用意されている。特産品「美東ごぼう」が有名な美祢市からの参加は5店で、ハンバーガーやお弁当仕様にしたものなどが味わえる。
また、同キャンペーンに合わせて、参加店舗メニューの人気を競う「チキンチキンごぼう選手権」も開催中だ。予選期間は2月28日(日)までで、特設ページの「キャンペーン・選手権」から、または参加店舗設置の投票用紙で投票できる。地区予選を突破した地区代表参加店による決勝戦は、3月14日(日)に維新百年記念公園(山口市維新公園4)で開かれる予定だ。同選手権に関する問い合わせ先は、同実行委員会(山口県飲食業生活衛生同業組合、TEL090-5703-1824)。
チキンチキンごぼうは約20年前、大歳小で誕生した。給食メニューのマンネリ化を懸念して各家庭に新メニューを募集し、同小保護者が応募したものだった。ネーミングも味も好評で、山口市内学校のリクエスト給食第1位を獲得。山口県内全域に広がった。
同協議会では、観光客や飲食店を訪れる人が気軽に味わえる山口県のご当地グルメとして定着させることを目指している。2019年度、試行的に山口市の湯田温泉地域17店舗でメニュー化を実施し、好評を博したことから今回は山口県全域を対象に参加店を募った。