九州・山口の各県知事と経済界の代表で構成され、男性の家事・育児参加を促進している「九州地域戦略会議」は、「九州・山口 6歳未満の子を持つ男女の家事・育児時間に関する調査」を、昨年夏に実施した。
1週間あたりの山口県における平均取組時間を見ると、「家事」は男性5時間40分(9県平均は5時間50分)・女性24時間(同23時間25分)、「介護・看護」は同じく8分(同17分)・43分(同33分)、「育児」は13時間34分(同12時間25分)・44時間38分(同42時間53分)、「買い物」は2時間8分(同2時間42分)、6時間2分(同5時間49分)。女性はすべての項目で平均より長く、男性は「育児」以外短かった。合計時間は、男性が21時間30分(同21時間15分)で、女性は75時間24分(同72時間41分)だった。
山口県は、平日の女性の「育児」時間が、6時間8分で9県中トップ。最短の宮崎県(5時間3分)とは約1時間の違いがある。逆に休日は6時間58分で平均(7時間8分)より少ないが、一方で休日の男性の「育児」時間は3時間30分と平均(3時間7分)を大幅に上回っている。
調査は、NTTドコモの「dポイントクラブ」会員を対象に、九州・山口の6歳未満の子どもを持つ男女から、各県500人ずつ回答を得た。山口県では、男性が20代13人、30代96人、40代75人、女性は20代47人、30代189人、40代80人が回答を寄せた。