2008年度から2017年度にかけて10回開催され、本年度2年ぶりに復活した「やまぐち新進アーティスト大賞」(山口市主催)。第11回大賞への最終選考には、上田幸吉、片山涼子、佐々木範子、谷康弘、土谷寛子、原田和明、吉田朱里の7氏がノミネートされた。
ノミネートされた7氏およびその作品を紹介する「第11回やまぐち新進アーティスト大賞ノミネート作品展」が、1月30日(土)から2月7日(日)まで、C・S赤れんが(山口市中河原町5)で開かれる。時間は午前9時から午後5時まで(最終日は3時まで、2月1日は休館)で、入場は無料。
また、第10回で大賞に輝いた、現代美術作家・鈴木啓二朗氏によるワークショップ「名もなき日々の試み…」も、2月6日(土)に開催。アーティスト観点の遊びと学びのワークショップで、対象は5歳以上の親子や一般。参加は無料で、定員は15人。申し込み・問い合わせは、山口市文化交流課(TEL083-934-2717)へ。
賞の発表および贈呈式は、2月8日(月)に山口市役所で開催される。
今後受賞者には、展覧会の開催支援、秋のイベント「まちなみアート」等での発表機会の提供、アーティストバンクへの登録などの支援が行われる予定だ。
この賞は、将来の活躍が期待される地元芸術家を支援・育成するために、仁保出身の画家で教育者の故田口克己さん(1919-2006)が山口市に託した寄付金を基に創設された。