4月1日付で山口県弁護士会の会長に就任。「コロナ禍に翻弄される企業や市民に頼りにされる体制づくりに努めたい」と意気込みを語る。
法曹界に入って24年目。これまで倒産・医療・労働事件を多く手掛け、特に1999年の会社更生事件と2011年に最高裁判決を得た医療事件は、「どちらもギリギリの状況からリカバーできた。自身の経験となり、実務家としての分岐点にもなった」と話す。
さらに、「弁護士に相談するのは『敷居が高い』『予約が取れない』と思われがちだが、県弁護士会では、平日は毎日、その日の内に予約して法律相談が受けられるように体制を整えている。まずは気軽に各地域の法律相談センターに電話をしてもらえたら。ひとりで悩みを抱えずに、専門家に相談することが解決への早道になる」と呼びかける。
【プロフィル】 1967年山口市出身。京大法学部を卒業し、98年、大阪弁護士会に登録。2000年に帰山し、末永法律事務所代表。県人事委員。16年から19年には山口商工会議所副会頭を務めた。趣味はゴルフとサクソフォン演奏。座右の銘は「継続は力なり」。